復活節第4主日 2016.4.17

【ミサ】
 本日の司式は、ロー神父様です。
 説教の一部をご紹介いたします。

「私が育った村では、信者同士の中で復活節第4主日は『良き牧者の日曜日』と呼ばれています。
昔から変わらず読まれる箇所です。
子供の時から信者の人にとって、イエス様と羊の関係は、イエス様と自分の関係と同じだと感じています。
罪に対して叫ぶようにしなさいとか心から祈りを捧げることが大切という信仰もありますが、
愛情をもってイエス様に応えるようにしなさいということが、今日読まれた福音には現れています。

 (ポール・)クローデルという、文学者であり日本と中国の大使を務めた人がいます。
この人に言わせると、
「神様の方から見れば、何故私の息子キリストがキリスト信者たちに『私は羊である』と訴えたのか。
天国から指導している私にとっては、すべてのキリスト信者が一つの船に乗って天国に進んでいるというイメージをもっている。
舳先は私の息子キリストである。
船の中には、罪だらけになった人、半分しか回心できなかった人、つまり私たちが乗っており、
その人たちが重くて船はつぶれそうになりながら、天国に向かって進んでいる。
その先頭にいるのは私の子どもである。」

 「『天にまします我らの父よ』という祈りをキリストは私たちに教えた。
十字架にかけられ、自分の命を捧げたのを見ると、天国の父は私たちを無視したいと思ってもこの祈りを聞くと無視できない。
それぞれの中にキリストの姿を隠して祈ると、天国の父が断りたいと思っても、キリストに動かされて聞き入れる。

 さらにまた側にもう一隻の大きな船がある。
キリストの母マリアの船である。
私の息子イエスを全世界の救い主として、マリア様に託した。私にできないことをマリア様に頼んで何十年かけて育ててもらった。
なので、マリア様からの願いにも私は弱い。」

 「私たちはいつもイエス様の後に着いて行って、天国の父の方に歩んでいけば良いのです。

 今日もまたミサの中で『天にまします』の祈りを唱えます。
ミサそのものがキリストの祈りであり、命を捧げてくれた証しそのものです。
 キリストが良い牧者であることを思い出しながら、このミサを捧げたいと思います。」

「わたしはわたしの羊に永遠の命を与える」(ヨハネ10・28)